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幾多郎はたしかに美人だ 僕のヒップにしゃがんで「うちに来ない」と誘った
幾多郎はタフかと聞くんだ 濡れたリップがしぼんだ 僕はちょっぴり笑った

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学問と情熱 西田幾多郎 物来って我を照らす [DVD]

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善の研究 (岩波文庫)

善の研究 (岩波文庫)
価格: ¥ 735 / 発売日: 1979-01
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 端的に私が『善の研究』の西田に感じる問題点を列挙する。

1.宇宙をこの宇宙に限っていること
2.実在概念に物理学が相対化しきれていないこと
3.動物と人間との関係を軽視していること
4.人格の不完全性が解明されていないこと
5.対となるべき悪の研究が為されていないこと
6.意識に直接作用する存在は何であるかが言明されていないこと
7.歴史的宗教への言及が不十分であること

 量子力学もハッブルの法則も西田の生きた前世紀前半には既に既定の事実として理論化されていたから、宇宙をこの銀河系、太陽系、地球の属するこの宇宙に限っていることは、他方で物理的実在に言及する以上、ちょっと理解が浅すぎるのではないか、と思われる。
 全編に貫かれる意識主義によって、西田哲学の主眼は人間の意識主義に限定され、ともすれば動物蔑視の文言が散見されもし、人間が動物から進化したものである歴史を踏まえていない上で、また、現世を動植物と共有している世界を飛び越して、即宇宙と人間が繋がるという論理にもどこかに飛躍した欠陥があるだろう。
 それもこれも、出版社の要請に応じた講義録の寄せ集めによって成った本書の性格からすれば仕様がないことなのかもしれない。

難しいといわれる第一編の「純粋経験」は、なんとしても読破すべき。尤も、分析的に考えると、叙述形式から却って難解に思えるが、流れる文体にそってその通り読み進めれば、相応に納得する。学説的な知識からいくと、ジェイムズとヘーゲルのアイデアのまま、のようなところで、オリジナリティは、高くないが、自身のものとして自身の言葉で展開しているところが最大の魅力。二篇の「実在」は余り面白みがなく、第三篇「善」が、本書のテーマで中枢となる。自己の実現、自己の望みを達成して調和を得るところに、最高善をみるところは、人間の欲望を肯定的に捉えたヘーゲルの倫理学と同じだ。実世界の人間的な欲望を無闇に抑制するような道徳論は批判の対象となっている。また、個の実現が、それが本物なら、社会(国家)全体に寄与するというところへ展開するところも、いかにも「近代」思想で、ヘーゲルの「法哲学」を思わせる。が、ヘーゲルにおいて赤裸々に暴かれ対決された「疎外」の問題、近代社会の貧困や、自己実現を目指すが故に直面する自己の没落、という「近代社会のパラドックス」は、全く視野の外に置かれている。その代わり、自己実現の挫折へは言及があり、そこから宗教的な解決に進む件は、ヘーゲルの「精神現象学」を匂わせるし、一層、「個」への執着を示す。でも、ヘーゲルにあった差し迫った他者との対決も、格闘する意識も、ここにはない。近代的二元論の超克がテーマでありながら、その問題が、実社会でどのように表出しているか、それを捉えての対決はない。それでも、思考の徹底性、包括性、文章、どれをとっても第一級品だと思う。でも、同時代の漱石や鴎外、少し後の志賀直哉や昭和初期の小説家たちは、表現は異なっても、「近代」の問題をもっと真正面から捉えていたように思える。そういう意味では、日本では哲学者はこの点に関する感度は今ひとつの感が否めないと思う。

善の研究 <全注釈> (講談社学術文庫)

善の研究 <全注釈> (講談社学術文庫)
価格: ¥ 1,155 / 発売日: 2006-09-08
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感想:
第1篇「純粋経験」、2篇「実在」、3篇「善」、4篇「宗教」の構成。著者自身は、初めて読む人は、1篇は後回しにせよ、と言っているが、内容のユニークさから行けば、断然1篇で、これを読まずして、本書は何の意味もないといっても過言ではない。今になると、形は整っていても、「実在」や、諸学説を「アカデミックに」検討した「善」の篇は、私には、面白みは乏しかった。尤も、今の時代に、本書を読んで、斬新さ、新鮮さを得ようとするのは、なかなか、読み手の問題意識次第で、難しいと思う。本書全体のモティーフになる「純粋経験」も、ジェイムズの「pure experience」にほぼ同じで、これに、ヘーゲルの「意識の経験」「弁証法」を合わせると、いや、或いはショーペンハウアーの「表象」を考えると、西田のオリジナリティなるものは、著しく減少する。さらに言えば、ベルクソンの「持続」の影響や、徹底して「意識」から出発する構えは現象学で、この時代の西欧哲学の流行の中にすっぽり覆われてしまう。にも拘らず、独自の文体で語り展開する本書は、とても魅力的で、繰り返し読むことを飽きさせることはない。まさに、日本人が「近代」において語った最初の哲学だと思う。或る人が、西田の哲学は、「悲しみの哲学だ」と言ったことがあり、この哲学の通奏低音を、西田の「悲しみ」の感情にみているのを聞いて、自分はとても共感したことがある。体系的であることや、抽象性から普遍性を展開するなど、独創的な哲学の要素はあるにしても、尚惹き付けて止まない、その力は、実は西田の剥き出しの「感情」が、この哲学的な言説に乗って展開されているからではないか。知識のモザイクではなく、詩や小説のように、何かを「詠っている」ためだろう。そう意味で、廣松渉を含めても、なお初めての「哲学者」だったと思う。最初は、岩波版で通読し、メッセージを感じたら、解説のある本書で読むのが良いかもしれない。純粋経験を唯一の実体とし、他の諸概念は、そこからの派生で、相対的な差異しかないとする西田哲学は、その文体と相俟って、案外に、分析的には捉えにくい。丁寧で懇切な解説は、大いに役立つと思う。

さて、西田の主著である「善の研究」は既に岩波文庫から出版されていて、版を重ねています。講談社は学術文庫として西田研究として有名な小阪国継氏の全注釈付きの物を発刊しました。オリジナルの文体は仮名遣いを現代風に変更されています。本文に次いで注釈および解説がされているので、今まで途中で挫折していた人にも読めるように配慮がなされています。分量は岩波の3倍以上の厚さになりますが、語句、人名などの注釈、説明がなされているので非常に読みやすく、確認作業を行いながら読み進めることが出来ます。これで難解とは言えなかったけど、読むのに苦労した「善の研究」が読めると思います。

西田幾多郎―「絶対無」とは何か (シリーズ・哲学のエッセンス)

西田幾多郎―「絶対無」とは何か (シリーズ・哲学のエッセンス)
価格: ¥ 1,050 / 発売日: 2006-11
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感想:
 私は昔、大学院で西田哲学に学び、世界観や自己のとらえかたが360度(180度ではなく。全てがそのままで全てがかわって見えるようになった。とらわれがなくなった)変わった者です。西田哲学を読むのには苦労しました。そういう経験をもった上で最近この本を読みました。この本は、いいです。西田哲学のエッセンスが、本当に、100ページ足らずのこの本の中に記されています。私はここまでわかりやすくてコンパクトな解説は見たことがありません。
 わかりやすい、というと語弊があるかもしれません。哲学とは自分で根拠を求めてどこまでも考える運動だと思います。本書は、西田が考えた道筋をわかりやすく提示していますが、それが哲学となるには、読者が実際に自分の足でその道筋を歩いてみる必要があります。実際歩いてみた私の場合は、私・世界・他者という事態の不思議さがよくわかりました。皆さんも、ぜひこの本をガイドブックとして、実際に哲学の旅をお楽しみください。
 

私は西田幾多郎の著作をまともに読んだことがなく、この本を手に取ったのも、もっぱら永井均の哲学に対する興味からだ。そして永井は、以前出したこの手の著作同様「自分の西田哲学」を語る。西田のいわゆる『場所の哲学』は、永井の考える<私>の哲学と見事にオーバーラップする。カントやヴィトゲンシュタインと比較されるその哲学は、私の想像以上に懐の深い、素晴らしい哲学であるとうなづけた。しかし、永井はそれを心の底から手放しで賞讃している訳ではないようだ。あとがきでも触れられていたが、西田哲学がかつて太平洋戦争に出陣した学徒らに「ある種の悲壮な高揚感」をもたらしたという指摘には、哲学という『意匠』の奥にある、なにか「悪魔的な」魂のくらやみを暗示して興味をそそる。『モンスター・ニシダ』のそのあたりの部分に光を当てた永井の次作の登場に期待したい。
それにしても永井氏の文章は上手い。村上春樹や中沢新一に比肩しうる。そしていつもながら、「はじめに」の文章がとても潔くて、カッコいい。このカッコよさにほだされて今回もついつい手に取ってしまった一冊だ(H19.11.18)。


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石川県西田幾多郎記念哲学館オフィシャルサイト

県内外から講師を招き、西田幾多郎の人物・哲学を中心にしながらも、それのみにとらわれることなく、様々な角度から宗教・芸術・倫理・心理などについて学びます。 ... 今年は西田幾多郎の一番の愛弟子・三木清の『人生論ノート』から特に読みやすいところを選び、 ...
http://www.city.kahoku.ishikawa.jp/nishida-museum/

西田幾多郎 - Wikipedia

西田幾多郎が散策した琵琶湖疎水沿いの道は「哲学の道」と呼ばれ、日本の道百選にも選ばれている。 ... 新版『西田幾多郎全集』&lt;全24巻&gt; 2002年-2009年に完結予定。 ... 「西田幾多郎キーワード論集」 &lt;エッセンシャル・ニシダ 即の巻&gt; , 2007 ...
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E7%94%B0%E5%B9%BE%E5%A4%9A%E9%83%8E

新書マップ | 西田幾多郎

西洋哲学と東洋の禅の間に身を投じ、日本で最初の哲学書と言われる『善の研究』を著した西田幾多郎。 ... 西田幾多郎の思想. 小坂国継 著 -- 講談社 , 2002 , 379p. ... 大拙と幾多郎. 森清著 -- 朝日新聞社 , 1991 , 329p. ...
http://shinshomap.info/theme/nishida_kitaro.html

松岡正剛の千夜千冊『西田幾多郎哲学論集』西田幾多郎

こうは言えないだけでなく、西田幾多郎は自分を語るにあたって、つねに他に席を譲るようにした。 ... 西田幾多郎の生涯は「人生坐り込み」であったと。 ... 西田幾多郎はあくまで哲学をまっとうしようとしたが、その西田を読む者は、 ...
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1086.html

作家別作品リスト:西田 幾多郎

作家別作品リスト:No.182. 作家名: 西田 幾多郎. 作家名読み: にしだ きたろう. ローマ字表記: Nishida, Kitaro ... 1896(明治29)年に金沢の第四高等学校講師、次いで教授となった。 1911 ...
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person182.html

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[メモ]西田幾多郎『善の研究』2

西田幾多郎『善の研究』第四編「宗教」を中心に。 第四編第一章「宗教的要求」において西田は、「宗教的要求は自己に対する要求である」といっています。これは、我々の自己が有限なることを知ることで、絶対無限なる力との合一を果たし新生命を得ること ...
http://caseko.blog90.fc2.com/blog-entry-313.html

独自の哲学体系を構築した西田幾多郎

西田幾多郎(1870‐1945)は、主観と客観、精神と物質などをいかに統一するかという哲学上の根本問題の解決を、直接に与えられた純粋経験に求め、そこから出発して知識・道徳・宗教の一切を基礎づけようとした。のちの西田哲学の出発点ともなった本書「善の ...
http://d.hatena.ne.jp/mayumetoplus/20090102

西田幾多郎を無駄に読んでしまうあたりが象徴的。

[:本:] 四畳半神話大系 森見登美彦 [:星:][:星:][:星:] 2008年.163冊目 カステラ 「大きなカステラを一人で切り分けて食べるというのは孤独の極地ですからね」 人恋しさに負けてたまるか、と丸ごと齧ったカステラ、それはもはやカステラにはすら ...
http://chang-h.jugem.jp/?eid=359

安藤忠雄建築西田幾多郎記念哲学館

雨がしとしと降る西田幾多郎記念哲学館。 安藤忠雄さん設計です。 石川県かほく市ののどかなロケーション。 夏の写真です。しかも雨の日です。 私は、建物探訪が好きですが、まったくの素人。 設計のことは全然わからないので、 ...
http://ameblo.jp/dorothy-and-lillian/entry-10175944203.html

西田幾多郎「世界新秩序の原理」(1943)

デカルトの「神」、ハイデガーのナチズム、西田のファシズム、etc。かくまでに鋭敏な知性が、なぜかくまでに致命的な誤謬を犯すのか。 「時代性」という言い訳が哲学にもなされるのなら、哲学と他の学問領域を区別する根拠は極めて薄弱なものとなって ...
http://nomadonomado.blogspot.com/2008/12/1943.html

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西田幾多郎

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